美容師としての仕事

日頃からお世話になっているお客様の職業はハローワーク職員。
その方は求職者にたいしていろいろ講義をされたり斡旋をしたりしている。
いろいろとお話をさせていただいた中で「やっぱり」という感想をもってしまう。
それは美容師をやめて他の職業を探す人がとても多いという事。
国家試験をとって入社するわけだが、わずか1年程度でやめてしまう人が非常に多いそうだ。夢をもって入社したはずなのにやめてしまうそのほとんどの理由が「人間関係」だということ。これは今始まった訳ではないとおもう。
それともうひとつ重要なことは美容業界の勤務について。今までもブログでも書いてあるが今後の業界の最重要課題ではないかと思っている。
ますます深刻になるであろう少子高齢化。ゆとり教育で育った若者。乱立するサロン。デフレによる低価格競争ななど。僕たちの技術は直接エンドユーザーに触れる訳であり、効率化には限界がある。
価格帯は完全に2極化が進んでいくでしょう。
カットしてシャンプーしてマッサージしてブロー。この仕事に対する価値基準を自ら下げていくような状況で将来発展することはあるのでしょうか?
会社としては成り立つのかもしれませんが、スタッフの将来は一体どうなるのでしょう?

僕が修行していた頃はいくら低賃金でも「いつかは独立」という夢を持っていましたが、現在独立をすればサロンを継続する事は非常に困難だと思います。事業融資を受ければ返済もあり、家賃、仕入れなどを含めれば必ず損益分岐が発生します。低賃金から借金返済へと変わります。

では就職先として美容室を選んだらどうでしょう?ハローワーク職員との話に戻りますが、労働基準法で定められた通りの勤務をしている会社がどれくらいあるのでしょうか。
社会保険未加入、ボーナス無し、有給無しなど当たり前の業界です。さらに健康診断も実施されません。残業代や休日の勉強会に手当が出たという話も聞いた事がありません。
退職金は?これも雀の涙ほどでしょう。

こんなに頑張っているのにこれが現実です。自分の子供がもし就職先に美容師を選んだら「良い仕事だ」と言えるでしょうか?
僕は「良い仕事だ」と言えるように変革していきたいと思っている

もしも従業員が結婚しマイホームを建てて子供達に好きな事をやりたいのです。と言ってきたら叶えられますでしょうか?一生働きます。といわれて責任をもてるでしょうか?

それは君たちの頑張り次第だ。と曖昧に返事をしていていいのでしょうか?

まずは最低限の基準に達するような会社の基盤を作らなければならないと思います。
辞めていく従業員がいて助かっているのかもしれません。
もしも何十年も働いてくれていたらサラリーマンのような年収を支払えるのでしょうか?
手に職をもった職人がもっと輝けるような会社作りをするために今一度自社を見直していきたいと思う。

今年で10周年を迎えます。節目の年。そしてスタートの年にしたいです。

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