美容室の理想型

僕は経済評論家とかマーケッターとかじゃないからあくまでも美容師目線で美容室の理想とはなんだろう??と考えた結果ひとつのモデルが目に飛び込んだんだ。

いわゆるおばちゃん美容室である。

自宅の一角でおばちゃんが1人でやっているような美容室。チラシも出さなければ看板も何年も前の古いやつ。もちろんホームページなんて知らない。好きな事を言ってゲラゲラ笑い、毎月通ってもらうような美容室。

同業者に誤解しないで欲しいのは「見た目とかじゃない」ってこと。
今ある状態を作る為に何十年も存在していた経緯のこと。

長年お客様と一緒に過ごしてきた結果、美容師もお客様も共におばちゃんになり、生活の1部になっている。さらに美容室でいろいろ話をして元気になっていくモデルをすでに何十年も前からはじめて現在に至るということ。だからこそお互いに本音を言える場所になっているんじゃないかな。

チラシやクーポンをバラまいて一過性のお客様をつかむ現代のやり方に将来は暗い。美容師が勉強したものをお客様に提供し喜んでもらうために1年また1年とお客様と共に歩んでいく形こそが理想だと思う。

◯ット◯ッパービューティなどをみれば「今すぐ切れる美容室」なんてやっているけど、ヘアーズビットのお客様は当日予約が取れないと別の日、または来週に予約を取ってくださる。来店時に次回の予約を取ってくださるお客様も多い。

予約優先でやっているので、予約が埋まってしまえば当日に切りたいという願望を満たす事はできない。しかし別の日でお願いします。と言っていただく為に僕らがやるべき事は

美容師として最低限の仕事「カットやパーマといった技術」に加えて人としての成長が必要不可欠だと思う。
人としての振る舞い「接客」や何でも言える環境「信頼」をマニュアルだけに頼らず、人間同士のやり取りを向上する器が必要だと思う。

ゆとり世代は挨拶が出来ない、返事が出来ない、怒られると泣いてしまうなど言われがちだけど、本当にそうなのだろうか?

最近サロン見学に来てくれた学生さんはそういう観点から見たらまったくゆとり世代とは言えないくらいしっかりしている。おそらく親御さんの躾けの賜物でしょう。

空気を読みすぎて意見を言えないのではなく、意見をぶつけ合っても大丈夫な環境こそがおばちゃん美容室になる大切な要素なんだとおもう。

美容室とスタッフの関係も、美容室とお客様の関係も同じ。もっといえば家族間も友達間も本音でぶつかって信頼が生まれるんだとおもう。

さぁ勇気を出して本音でぶつかりましょ!僕はしっかりと受け止める準備ができているから。