理美容師の落とし穴

あくまでも僕の経験と周囲の同業者の意見などをもとに書きますが理美容業界はいち早く現況を変える必要があると思います。仕事を覚えて独立するという時代では無いように思えます。

では独立をしないで従業員として定年まで働ける業界なのでしょうか。結婚してマイホームを建て一家を育てる。それだけの経済力を従業員に与えられるのでしょうか。

理美容あわせると30万件以上とも言われています。コンビニエンスストアの数がおよそ4万件と言われていますのでどのくらい多いのかがわかりますよね。完全なるオーバーストア。毎年何百件もの理美容室が閉鎖しているようです。
従業員であれば低所得として(理美容師全員ではありませんが平均年収は260万は事実)でも保証はされます。しかし独立すればほとんどの人は借金を背負いますから返済に追われる日々が待っています。それなのに毎年開業する人達が多いのはなぜでしょうか。
お店を出す事がリスキーな時代に「自分は成功できる」「お客様にたくさん喜んでいただける」という自信だけでは継続した経営は難しいでしょう。お店を出して何年も経っているのならファンも多くいると思います。新規に訪れるお客様は減少傾向にあるのです。
右を見ても左をみても低価格のお店が目立ちます。その中で勝ち残るのはいっそう困難になりますよね。
なのになぜ気づかないのでしょうか。
お店を出すと誰が儲かるのか?視点を変えると「お店を出す時に誰にお金を支払うのか」という事になります。
不動産や工務店以外に・・・そうです。ディーラーですよね。お店を出してもらえれば何百万円もの売上があがります。某ディーラーの営業マンに聞いた所、毎月の仕入れは数年前に比べて激減していると聞きます。そのための打開策として新規店舗を出してもらうというのが彼らの戦略です。
ディーラーが生き残るためにはサロンのために情報を与えたくさんのヒントを出してくれます。しかし経営そのものに口を出そうとするディーラーはいません。サロンが忙しい時に手伝ってくれる事なんてありません。それどころか「忙しいようなのでまた」と言って帰るでしょう。彼らはルートセールスですから。
スタッフが足りないからと相談した所で紹介してくれる事もありません。それはディーラーのルールでしょうから。
当然ですよね。僕らとディーラーでは職種が違うのですから。
ディーラーに対して悪口のように聞こえてしまいそうなので訂正しておきますが、そう言う事にすら気づいていない理美容師が多いと言う事を書きたいのです。話がだいぶ脱線してしまいましたので戻します。

従来は技術職である理美容師の最終目標は独立でした。これからは独立をしなくても豊かな生活ができる環境を創っていかなければならないと思っています。