安行切子

江戸時代より続く伝統工芸のひとつ「江戸切子」に魅せられて独自の手法で地域名ブランド「安行切子」を立ち上げた人物がいる。川口市で研磨業を永きにわたり営んで来た井出正人氏。1μm(マイクロメートル)単位の精度で部品を磨き上げて来たノウハウが活かされている。

日頃からお世話になっている行員の方に紹介されてお会いする事になった。井出さんの作品をもっと世の中にアピールできないかという相談を持ちかけられたからだ。相談されたからブログを書いた訳ではなく、物を作る素晴らしさに触れて思わず書きたくなってしまったというのが本音。こういう現場にくるとゾクゾクします。

初めてお邪魔する工場にはずらりと研磨機と工具が並んでいる。なんとも懐かしい感じがする。というのは僕の生まれ育った鳩ヶ谷にはこのような町工場がたくさんあった。小さな頃によく遊びに言った事を思い出す。何とも言えない工場の匂い。
その奥に安行切子の工場がある。

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ここで使用している研磨機はなんと井出氏が制作したそうだ。職人はとことん職人であることを思い知らされます。

ずらりと並ぶ安行切子

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作品そのものも素晴らしいが仕事に対する姿勢がまた素晴らしい。常に自分の技術を見直し改善する。素人が見てもわからないようなこだわりが随所にみられる。こだわりを聞いたら話が止まらない。こういうお話をしているときの職人の目は決まってキラキラと輝いている。

しかも年内には炉まで作ってしまう計画もあるとか。やるときはとことんやる。カッコいいですよね。そんな素敵な姿をこっそりと撮ってしまった。。

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だまって黙々と仕事をしているときは近寄りがたい風貌。そのギャップが素敵。こういう技術をもっ方々と会話するのは本当に刺激をもらえる。現代ではなかなか職人が日の目を見る事ができず低価格に溺れてしまいがちだけど技術国日本の力を今一度見直すべきなのではないかと思う。
誰にも負けない技術。その技術をアピールすることが職人に課せられた課題だと思う。

切子体験教室も実施との事。興味がある方は電話してみてください。
048-290-2515

「植木のまち安行」から「植木と切子のまち安行」に変わる日を楽しみしています。